8月21日(水)の夜、関西初となる、企業のエシカル通信簿の報告・勉強会を新大阪にて行いました(消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワーク)。企業、大学、NGOなどの参加者が27人、消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワークメンバーも18人参加し、会場は満席となりました。
世界で起きているさまざまな問題を解決するためには、消費者である私たちにも果たせる役割があります。それは、環境、人権、アニマルウェルフェアなどに配慮したサステナブルな商品を選ぶことです。「企業のエシカル通信簿」は、企業(ブランド)を選ぶための情報として、消費から持続可能な消費をつくる市民ネットワークが調査し、2016年から毎年発表しています。(第3回企業のエシカル通信簿の結果はこちら)
今回の報告・勉強会では、まず通信簿の目的と調査方法の概要説明のあと、過去3年にわたり7業種22社について発表してきた「成績」をあらためて確認し、各分野の担当者がそれぞれ調査の内容を説明しました。その後、昨年度対象となった家電と外食産業について、業界ごとの特徴や企業ごとのグッドプラクティスを具体的に説明しました。6月に完成した報告書をテキストに、参加者の皆さんが真剣に耳を傾けていました。
30分ほどの質疑応答も活発に行われ、フロアからは「エシカル通信簿の効果は実際にあるのか」「日本企業をウォッチしている海外の投資家に、いかに発信していくのか」「消費者団体との協力はできているのか」などの質問が挙がり、その厳しくも、大きな期待の表れであるひとつひとつの貴重な声をネットワーク一同しっかりと受け止めました。
「エシカル」「サステナブル」「SDGs」などの言葉も、まだまだ浸透しているとは言い難い現状ですが、こうして関心を持ってくださる方々に向けて、今後もできる限り発信していきたいと思います。企業のエシカル通信簿、今年度はまだ対象業種を絞り込んでいる段階ですが、これまで同様しっかり調査を行う予定です。どうぞご期待ください!
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消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワークは2019年度も「企業のエシカル通信簿」の作成を行います。調査やその後の普及活動を充実したものにしていきたいと思っておりますのでご寄付のご支援をお願いいたします(ご寄付はこちらからクレジットにてお申し込みいただけます)